国際親善大会!
道場に汗から札幌でも本格的な夏の到来を感じる時期となりました。53代の千明良輔です。
さて、去る7/28(土)に青森県弘前市にて第15回国際躰道親善大会が開催され、北大躰道部からも10名が出場いたしましたので、ご報告させていただきます。
以下戦績となります。
〇男子個人法形段位
千明良輔(2) 初戦敗退
水谷友紀(2) 3回戦進出
上田歩生(4) 4回戦進出
〇女子個人法形段位
五十嵐雛詩(2) 3回戦進出
三浦知咲歩(3) 初戦敗退
〇男子個人実戦段位
梅野航世(2) 初戦敗退
長濱顯東(2) 初戦敗退
野波柾希(3) 3回戦進出
〇女子個人法形級位
中田春陽(2) 4回戦進出
中元くれあ(2) 第4位
〇女子個人法形級位
中田春陽(2) 3回戦進出
〇団体実戦
北海道 初戦敗退
野波柾希(3)
長濱顯東(2)
水谷友紀(2)
梅野航世(2)
千明良輔(2)
競技監督:上田歩生(4)
〇男子展開
北海道 優勝
主役:野波柾希(3)
1番:千明良輔(2)
2番:長濱顯東(2)
3番:上田歩生(4)
4番:梅野航世(2)
5番:水谷友紀(2)
以下出場者全員のコメントです。
上田歩生(4)
今大会では個人法形競技と展開競技に出場しました。
個人法形競技は、側宙を斜上まで繋げて成功させるという目標を達成する事が出来ました。昨年学生大会にて敗れた相手にリベンジを果たす事もでき、成長を実感しました。一方で準々決勝では体力切れを起こしてしまい、勝ち続ける上での課題も浮き彫りになりました。転技の表現や基本技の練度、威力のある突きといった課題に加え、体力増強にも取り組んでいきます。
展開競技は優勝することが出来ましたが、個人としては反省点が多かったです。練習時よりも技が主役から遠くなり、威力も弱いものとなっていました。普段の正確な所作や蹴り部位といった課題に加え、いつでもベストが出せるよう入念に鍛錬します。
今回の遠征を通じて、自らの成長と課題を実感すると共に、世界最高峰の選手の実技を目の当たりにし大きな刺激を得ました。今回得たものを大会に来ることが叶わなかった部員にも共有し、学生大会に向けてチームで高め合っていけるように頑張ります。
野波柾希(3)
今大会は非常に学びが多く、特に実戦や展開で使う技の多様性や応用性の格の違いを直接肌で感じることができた良い機会でした。普段の稽古では気づかなかった自身の強みや弱点を発見することができたので、今後の成長の糧として日々稽古に励んでいきたいと思います。
三浦知咲歩(3)
今大会では予選敗退となりましたが、本州勢の強さを体感することが出来ました。特に展開は出場こそ叶いませんでしたが、技のキレや形、転技のレベルなど他大学の選手は自分よりも遥かに上だと知りました。
この大会で学んだことを活かし、学生、全日本に向けて更にレベルアップが出来るよう、より一層練習に励んで参りたいと思います。
五十嵐雛詩(2)
個法段位の部に出場し、予選敗退となりました。2回通した旋陰の両方ともに緊張で体が強ばっていて満足のいく出来では無かったですが、普段味わえない全国規模の大会の緊張感を体験することが出来ていい経験になりました。
世界大会では、全てが国際親善大会のレベルを数段上げたパフォーマンスで、基本技はもちろんのこと転技も、例えば転陰の法形でバク宙が当たり前になっていたなど、レベルの高さに驚きました。また全ての動きに無駄がなく美しい法形は圧巻でした。学生大会も近づいてきたので今回の大会で見てきた技たちをいくつ自分のものにできるか、時間も残りわずかですがよりレベルの高い法形を通せるように練習に励んでいきたいです。
今回は多くの先輩方・運営の方々に動いて頂き無事大会を見届けることが出来ました、ありがとうございました。
長濱顯東(2)
肉離れを直前に起こしたにも関わらず出場種目全てに出場できたのは支えてくれた皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
展開について。番号技を極めきることが出来なかった為、自身の点数が伸びなかったと感じています。運足や技をもっと自然に出せるよう、脱力の間隔を早く獲得します。
実践についてですが、上手な人は無駄な動きが少なく、的確に、有効な運足を行っている。また攻撃の後は原態を素早く行うか、連技をよく行っている印象を受けました。試行錯誤して動き回って、隙のない攻防を展開できるよう鍛錬していきたいです。今回の試合で得た経験と世界大会を見学して感じたことを糧に、今後の北大躰道部の躍進に貢献できるよう精進していきます。
今回の親善試合を通して、いろいろな大学の躰道部員と交流を深め、新たな気づきを得ることが出来ました。自身の属する集団だけでなく、他団体と交流を深め刺激を得ることはとても重要だと感じました。本当に感謝しております、ありがとうございました。
水谷友紀(2)
今回自分は個人法形競技(段位)、展開、団体実戦競技の3種目に出場しました。
個人法形競技では、自分の目標としていた転技を試合の中で飛ぶことができました。また、自分のよりレベルの高い選手の法形を間近で見たり、話をしたりすることができてとても良い刺激になりました。
これからは法形で技の威力を強く表現できるように稽古を頑張ります。
展開では、いつもの練習よりも周りが遅くなったように感じ、タイミングを合わせることに意識が入ってしまっていたが、最終所定実技は今までの練習の中で間合いが一番よかったと思います。
5番としてさらに難易度の高い転技を使えるように練習していきます。
団体実戦競技では、自分よりもはるかに格上の相手と試合をすることができました。試合数では一試合しか出来なかったけれども、すごく貴重な経験をすることができました。
国際躰道親善大会、世界大会を通じて、普段見ることのできない他大学の実技や、外国の選手の実技を見ることができ、自分もあんな実技ができるようになりたいと強く思いました。特に僕は転技が好きなので、外国の選手の転技を参考にしたいと思いました。
また、合宿所や試合などでの他大学との交流によってこれまでの自分にはない新たな考え方や意識を学ぶことができました。
全てを持ち帰るにはあまりにも多くのことを経験することができた大会でした。
梅野航世(2)
•各自種目に出た感想
展開:展開競技について何もわからない状態から始まったが、監督や先輩、同輩のご助力により大会で初めて展開を披露することができ、とても貴重な経験になった。大会での競技を経て今までの練習では意識できていなかった点が見つかったため、学生大会に向けて更に精進していきたい。
実戦:個人実戦、団体実戦共に出場した中で自分の試合だけでなくどの試合においても様々な選手が様々な戦い方をしており学ぶべきことがたくさん見つかった。大会を通して学んだことを普段の実戦の練習にも還元しようと思った。
•全体を通して感じたこと
普段の練習だけではとても意識することができていないことが試合に出場することで発見されるため試合に出場することの大切さを再度認識した。また、試合に出場するだけにとどまらず、他大学との交流、大会会場の雰囲気、先生方の講評など大会でしか得られないものも多く、今回の大会での学びをこれからに活かして行きたい。
千明良輔(2)
個人法形では、他大学の選手と比べ基本技の正確性もさることながら、やはり転技の差を痛感しました。北日本大会では捻宙転体を通せるよう精進します。また展開では、今までで最も良い展開を通すことができてうれしい反面、まだまだ改善の余地はあるため、北日本、学生、全日本に向けて北大チームとして鍛錬を積んでいきます。
中田春陽(2)
出場した女子個人法形(級位)と女子個人実戦で共に予選トーナメント敗退となってしまいましたが、多くのことを学ぶことができました。
法形では、上位の選手に比べて自分は動きが緩慢で技の威力がないことが目立ちました。抜き手や構え直し、技の極めを素早く力強くすることを意識して練習していきたいと思います。また転陰を通していた選手も多く、刺激を受けました。
実戦では北大の練習では経験できないような試合ができ、とても勉強になりました。上位の選手と私では攻撃の選択肢の多さと決め切る力、運足のレベルが大きく異なったように思います。上位の選手の実戦から学んで一つずつできることを増やしていきたいです。
親善大会と世界大会を観戦して、レベルの高さに驚きました。段位の個人法形や展開ではハンドスプリングやバク転、バク宙などを跳ぶ選手が多く、大会で実績を残すためにはやはり難易度の高い転技が必要だと痛感しました。たくさんの上手な競技を観戦できたことで、これからの練習の目標が定まり良かったです。学びを活かして頑張っていきたいです。
中元くれあ(2)
今回私は個人法形(級位)に出場し、4位という結果が残せました。
観覧に来てくださった先生から、回数を重ねる度に上手くなったね、と言われて嬉しかったです。
先生からの講評や試合後自分で動画を見ることで見つかった課題がたくさんありました。それらを確実に潰していくことと苦手な法形やまだやったことのない法形を頑張りたいです。
段位の試合や世界大会を見て、こんなに上手い人がいるのだととても驚きました。到底及ばないと思いますが近づけるように練習していきます。
今回の試合に出場してとてもいい刺激を受けました。いい成績が残せたことと回数を重ねることで上手くなったという実感があることと自分よりもっと上手い人たちを見たことでやる気が出ました。今回の大会で得られたことを活かして頑張っていきたいです。
さて親善大会の翌日には第8回世界躰道選手権大会が行われ、現役部員の多くが観戦致しました。世界大会では、親善大会よりも何段階も上の選手の実技を見ることができ、とてもいい刺激を受けました。
最後になりますが、今回の大会は、世界規模の大会ということもあり、多くの審判員や関係者の方のご尽力によって成り立ったものだと思います。。心より感謝申し上げます。
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